京都の某芸術大学の学生さんから卒業制作の依頼がありました。
内容としては、27個の積み木を組んで(画像参照)UVインクジェットで印刷したいとの事でした。
当初、それほど難しくはないかなと思っていましたが、
実際に作業を始めるとインクを吸って絵柄がボケてしまう。
積み木を組んだ隙間から落ちたインクで汚れてしまう。
印刷面を揃えるのに時間が掛かってしまう。
等々、思っていたより大変な作業になってしまいました。
しかしながら、仕上がりには満足して頂き、作業した者としてもうれしい限りでした。
実際に展示ブースにも行かせて貰い、
この作品が、お年寄り向けの多面体パズルで「IQBE玉手箱」と言う名前だと知りました。
さらにこの作品、よく見ると一つの大きな立方体の3面が繋がった柄にもなっています。(すごいです。)
ところでこの作品は、積み木組んで大きな立方体にするパズルとして使用するのですが、
何面の印刷になったと思いますか?
実際に印刷してみると18面にもなり、そんなに面数が出来る物かと驚きました。
(数学が得意な方なら当然ですか?)
当社では、UVインクジェットで昔の屏風のレプリカや芸術家さんのお手伝い等の作業もしてきましたが、
けっこう楽しいです。(色合わせ等は、かなり大変な時もありますが…)
作品と呼ばれる物にチャレンジしていきたい! ………と思っております。